2008年09月20日

『iPhone』がアジア市場で苦戦する理由1

『iPhone』がアジア市場で苦戦する理由:中国には「闇市場」も米Apple社の『iPhone』は、北米ではライバルを相手に互角の競争を繰り広げているかもしれないが、日本、インド、中国というアジアの3大通信市場では苦戦しているようだ。

最近のiPhoneの販売台数を見ると、日本では、Apple社製品のファン以外の新規顧客の獲得に苦労しているようだ。一方、(中国に次ぐ第2位の通信市場である)同じアジアのインドでも、最下位機の8GBバージョンが700ドルという価格設定が響いて、やはり低迷している。さらに中国に目を移すと、Apple社は中国の携帯電話事業者、中国移動(チャイナモバイル)とはいまだにiPhoneの販売契約を締結していない。[今年1月、販売に関する両社の協議が打ち切られたという報道があった]月に何百万台もの携帯電話端末が販売されているこれらの国々で、iPhoneの販売実績はわずか数十万台にとどまっている。高すぎる価格設定と、現地市場のニーズを考慮に入れていないマーケティング戦略という2つの要因からだ。

アジアでもっとも急成長している通信市場の1つであるインド市場を例にとろう。2006年から2007年の間に、インド国内のスマートフォンの売り上げはおよそ31.4%増加している。データ通信機能がメインの多機能デバイスの売り上げは前年比89%と急増し、音声機能がメインのデバイスの売り上げも26.3%伸びている。インド電気通信規制庁(TRAI)の発表によると、2008年7月時点のインドの携帯電話加入者数は約2億9600万人で、7月だけで加入者数は約920万人増加している。

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